A.  現在、JAみねのぶ区域の農業に限らず、日本の農業が大転換期を迎えております。その中で「担い手の育成」や「安定した収入」を得るために、どんな施策を行うべきなのか、その部分について今後、重点的に全力で取り組みたい、そう考えおります。






   

 
A.  農家戸数はここ10年で94戸減少しました。現在は407戸の農家となっております。
 また、現在の農家で「後継者がいない」と答えている農家は47%となっております。
 「お米の収穫量」につきましては、JAみねのぶの集荷量は16万俵と、水田農家の戸数に比べて収穫量は多い方となっております。「品質」は100%1等米で、「農家の収入」につきましては、残念ながら、減少傾向となっているのが現実でございます。






 

 
A.  JA峰延地区は泥炭地が多く、「アスパラ」の栽培には最適な環境となっております。また、「こもれび栽培」による収穫量の増大に向け、取り組んでいる所であります。
 さらに、「ハスカップ」の生産量も多く、特に6月下旬から7月中旬にかけて行っている「ハスカップ狩り」には札幌方面から毎年約3千人の方が訪れ、大変人気となっております。国道沿いに「看板」を立て、アピールもしています。
 
A.  最近では峰延農協の女性部による「発芽大豆」を発売しました。「発芽大豆」は現在「発芽姫」という商品名で峰延農協で販売をしております。
 この、「発芽大豆」というのは、JA峰延の女性部が、地元産大豆を加工して作ったもので、大豆の栄養分を最大に引き出した発芽状態にして、100gずつ真空パックで販売しております。ご飯の炊き込みや、お酒のおつまみに、甘い大豆の香りを楽しむこともできます。
 さらに、新鮮で美味しい「朝とり野菜」を岩見沢市内のスーパー内にインショップを設け販売しています。
 このように、峰延におきましては、地元の風土を生かした作物の栽培と新しい取組みにも全力で行っております。





 
 
 
 
A.  やはり、「収入の安定」が大きな課題となっております。これにつきましては、国の施策をうまく取り入れまして、なるべく農家の支出する金額を少なくする、法人化や共同経営などについて今後十分に研究し、検討するべきと考えております。
 
A.  「後継者問題」があげられると思います。ある程度「収入の安定」が得られることが「後継者の確保」には大変重要な要因なのですが、美唄市内には、農業について学ぶ事のできる短大人材を育成する施設が整っております。それらと共に、新規就農者の受け入れについても今後検討し要綱をまとめて生きたいと考えております。




 

 
A.  水田の畦道に「ハーブ」を植えて、お米の大敵となるカメムシを除去する方法は、峰延地区の農家が発見・研究してきたもので、全国では始めての試みです。カメムシを除去しなければ、お米が黒くなってしまい、1等米にならなくなってしまいます。通常は農薬を使ってカメムシを除去するところですが、畦道に「ハーブ」が植えてあることで、発生源であるイネ科雑草を抑制し、カメムシの被害を防ぐことで、農薬が今までの半分、削減できることがわかりました。
 一口に「ハーブ」と言っても、種類は多く、どの「ハーブ」がカメムシに効くのか、その研究についても、ずいぶんと行いまして、現在では「ペパーミント」・「アップルミント」・「スペアミント」が良いことも分かってきました。
 そうして、現在、峰延の農家は全戸が水田の畦道に「ハーブ」を植えて、減農薬米を作っております。水田の畦道だけでなく、道路にも「ハーブ」を植えて環境の保全にも努めているところであります。先日は、「ハーブでお米フォーラムinびばい」なるイベントを行い、峰延地区の「ハーブ」による「お米作り」について全道から視察を頂いたところです。
 また、「ハーブ米」はタンパク値が7.9以下と、基準を定め、「味」も美味しいところです。農薬の回数も半分に減り、環境にやさしいクリーンなお米作り、環境保全になっていると考えております。

 
A.  道営基盤整備事業でも峰延地区がハーブを畦に植栽するモデル事業として、全国に先駆けて採択となり、水田1枚が1ha以上の大区画田がみごとに完成しています。
 また、北海道が進めるクリーン農業の推進でもあります、「YES!Clean認証制度」の認定も受けています。
 今後は、峰延の安心安全で環境にやさしいハーブに守られた「ハーブ米」が全道に広がっていくように努めることと、体験学習なども積極的に行い、子どもたちにお米や作物の栽培を通して豊かな感性を培っていただけるように活動を広げて行きたいと考えております。

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A.  全国へ向けて、ハーブの発祥の地として、環境に優しい米作りを、インターネットを媒体として積極的に「ハーブ米」を宣伝、販売していく準備を現在進めているところであります。




 
A.  先日の「ハーブでお米フォーラムinびばい」は、美唄市が積極的に支援し行っていただけましたお陰で、フォーラムは大変盛会裏に終わることができました。峰延農協だけでの活動ではなく、行政や各団体の連携で様々な事を積極的に行っていく事が、思わぬ力を発揮し、美唄農業、更には北海道農業の発展に繋がっていくと感じています。このように今後も、行政や各団体との連携は不可欠なものと考えております。
 行政、各団体との連携活動に付きましては、現在、「峰延農協地区水田農業推進協議会」を昨年立ち上げ、峰延における「農業ビジョン」をうたい、農業振興を図っている所です。